編   集   班

番外編

仕事と子育てをしながら感じること
 去る平成15 年10 月31 日の新人研修では、社会問題対策部の各理事よりソーシャルアクションについての講義がありました。都内のSW の50 %は入職から3 年未満のしかも女性Wr が多いようであるという現状報告のもと、子育てをしながら現場で働くWr として話をさせていただきました。
  内容としては、結婚→出産→職場復帰にまつわるエピソード、例えば私の所属機関では出産から職場復帰を果たしたWr は自分が初めでだったことや保育所の選択法、今時珍しい?(と言われることがあります)夫婦2 人での子育てなどについてでした。
 我が家では夫婦2 人での子育てということで、実際、家事一切やベビールームへの送迎など子供たちと関わる部分の多くは私がしています。誤解を招くといけませんが、夫がそれらをしてくれないのではなくて、私が限られた時間の中で少しでも多く子供たちと接していたいと思うことで生じている状況です。それでも仕事や勉強会、研修会、時には趣味のため、夜、家を空けることがあって、そういう時は決まって夫が面倒を見ます。こういうとを話すと“まめなお父さんねー”と言われることが少なくありません。ただ、当たり前に預けていけるようになったのは子供ができて“すぐ”にではなく、それこそはじめのうちは心配で心配で電話を頻回にしていたと思います。不安にかられながら、それでも自分がそうだったように夫にも慣れてもらうしかないと信じて、お互い努力している結果なのだと思います。
 最近は孫の面倒を見てもらうためにどちらかの親と同居したり、または親の近くに住まいを構えたりするケースが増えているような気がします。孫を育てることが祖母の責務だと思っているおばあちゃんもいます。幼稚園の送迎をおばあちゃんが当たり前にしています。ところが私の母などはそういったことを“ばかげている!”と豪語します。私自身もそういう母をもっともだ(笑)と思います。私は、人間は人生のうち2 度も懸命に子育てするだけのパワーなんて、集中力も体力的にもないと思うからです。また、世帯を別にしたにもかかわらず、自分の都合で頼ったりして自立していないような気がしてしまいます。両親にもこれからの生活があるし、家族だから何でもありなのではなくて、家族だからこそ生じるリスクも必ず存在すると思います。例えば、自分の子供を預けて事故でも起きたらどうなるでしょう。お互いにとって悔いが残るのではないか?とか。それも思いやりになると考えて、我が家では親に面倒をみてもらう際の約束事を決めています。
 子供に対する責任を考えたとき、それはまず親が果たすべきですし、親でしか果たせないものなのだとつくづく思います。その上で、子育てにいろいろな人が関わることは子供にとっても、その親にとってもメリットの高いことだと思います。どう考えても女性は結婚、出産、さらに仕事をしていればしていたでそこから派生する様々なストレスにさらされていて、大変な状況であることに違いありません。
 これまでMSW として先輩方が築いていらしたものを大切にしていくために仕事を続けていきたいと考えています。今自分がこうしていられるのは、家族をはじめ、職場、友人、私を支えてくれている多くの人々のおかげだということは忘れてはいけない思いです。是非、結婚しても、子供ができても仕事を続けられる女性が増えることを、それを応援してくれる男性が増えることを願ってやみません。

 


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