大切に扱いましょう |
| |
〜診療情報提供書について〜 |
社会問題対策部編集班では、以前から取り上げている「ざ転院」とともに「個人情報」を新たなテーマとして、現状、課題等について意見交換を行っています。今回は、転院相談の中で扱う個人情報、診療情報提供書について取り上げてみました。
日頃の業務の中で患者さんの診療情報提供書やサマリー等、関係機関との個人情報のやりとりは必要不可欠です。他機関に患者さんの診療情報提供書をFAXで送ることがあると思いますが、FAXの誤送信が多く見受けられるとの話が持ち上がりました。教えてもらった番号が間違っていて、一般の方のご自宅や別の機関へ届いてしまい、謝りに伺ったとか、皆さんもヒヤリとしたことがあるのではないでしょうか。また、事前に何の連絡もなく別の医療機関から診療情報提供書が送られてきて困ったことがある方もいらっしゃるでしょう。個人情報保護法が施行され、ますます個人情報の扱いについては慎重を期しているかとは思いますが、診療情報提供書等の個人情報の扱い方についてもう一度見直してみる必要があるのではないでしょうか。
また、編集班での話し合いの中で、ある療養型のA病院に患者さんの入院相談をMSWがしたところ、受けいれが難しいということだったのですが、打診をしたMSWが知らないところでA病院の職員が別のB病院にその患者さんの転院の打診をしていた、とか紹介先の職員や家族が紹介元に相談することなく、診療情報提供書をコピーし、複数の他機関に打診していた・・ということがあったという話題になりました。MSWが介入するということは、患者さんやご家族と相談し、お気持ちや意向を伺った上で今後の方向性をふまえてその病院、施設に打診しているのだと思います。相手先の病院も親切でやって下さったつもりなのでしょうが・・。その上、その患者さんご家族が知らないところで、その患者さんの個人情報が流れている、ということにも怖さを感じます。また、最初の発信元が知らないところで診療情報提供書がコピーされ、入院相談をされた場合に他機関から問い合わせがきたとしても、ご家族に確認を取らなければ答えられません。しかし、患者さんご家族は切羽つまっている場合も多いですし、選択肢が増えるのでいいのではないか、という意見もありました。何が正解ということはありませんが、みなさんどう思われますか。ご意見、ご感想をお寄せください。
§プチメモ
「診断書」という名目の書類を依頼した場合、保険外負担での診断書料が一枚一枚かかります。一方、「診療情報提供書」を作成した場合は保険適用なため、複数の医療機関(施設)に打診したとしても、最終的に決まった医療機関(施設)一ヶ所のみへの情報提供として診療情報提供書料が算定されます(但し、検査項目によってはその検査の費用が自費でかかる場合があります)。 |
|