震災支援タイトル

一般社団法人 東京都医療社会事業協会         No.2  2011.5.31

災害支援ニュース

つたえる
心をつたえる…様子をつたえる…事実をつたえる…手立てをつたえる…気持ちを伝える

東京都協会で、取り組んでいる支援の状況を記録しお伝えしています。

5月15日(日) 赤坂プリンスホテル 相談支援開始(5/15 ~ 6/26まで 13回)
(社)東京都看護協会主催 
東京都医療従事者ネットワーク協力事業「看護フェズタ2011」 にて「被災地支援報告」展示。
5月16日(月) 第1回災害対策委員会 赤坂プリンス、電話相談、避難所外支援
5月18日(水) 都協会事務所ボランティア(坂原・武山)チラシ、支援連絡票作成。
5月28日(土) 第59回日本医療社会事業学会(大分)にて、災害支援経過報告(武山)
5月30日(月) 第73回定期総会にて
  • 現地避難所相談支援報告 伊藤(大久野)高橋(三井記念)小笠原(理事)
  • 赤坂プリンス避難所支援予定について。協力の要請。
  • 宮城県医療社会事業協会より支援礼状あり報告。
6月 6日(月) 第2回災害対策委員会 赤プリ後の支援、電話相談開設 フリーダイアルの検討
6月29日(水) 第3回災害対策委員会


被災地支援 参加会員
草水美代子、竹内紀子、佐々木麻美子、高橋昌也、小笠原 太、伊藤正一、田上 明、武山ゆかり

「日本協会災害支援ニュース」より転載 2011.6.10版

<石巻の現地ボランティア 活動報告>

①佐々木 麻美子 氏(松井病院)
期間:4月29日~5月1日

4月29日から5月1日の3日間石巻市の遊楽館で活動をしてきました。被災地へ行く前から、私に何が出来るのだろう。どんな事が求められるのだろうかと不安な気持ちでいっぱいでした。しかし、 現地での活動に入ってからは石巻市立病院のSWへの後方支援について必死に考えて行動をしていました。私が主体で日ごろのケースのように動かすのではなく、私がいなくなったあと、石巻市立病院SWが動きやすいような情報収集や患者さんとの関わりとは何であるのかを視野入れ患者さんとの信頼関係の構築に努めました。
日ごろのケースではスムーズに進む在宅支援でもアパート探し在宅サービスがどの位機能しているのか、アパートは第二避難場所として認められるのかなど、たくさんの確認事項がありました。被災者である患者さんの不利益にならないように細心の注意をしながら、一つ一つを大切にケースと向き合いました。そして「石巻市立病院のSWと共に」を意識化しました。日ごろ意識化していないマクロ、メゾレベルのソーシャルワークについて考えさせられる3日間でした。

②高橋 昌也 氏(三井記念病院)
期間:4月29日~5月5日

主な活動内容:遊楽館に在所する方への意向確認および福祉施設、二次避難所への遠隔地域への移動調整 私は主に遊楽館に在所している方々の今後の生活に対する意向調査を行った。遊楽館には80名前後の方が在所されており、自宅が全壊または半壊した方々や介護が必要な方が家族と共に生活をしている状況である。現地で被災状況を目の当たりにし、被災者の方々の心理的、身体的なストレスや疲労は多大なものだと感じました。その中で意向調査の面接では、今の自分たちの状況を改めて受け入れ、そして今後の生活を考えて行動に移せるよう、エンパワーを引き出すことや支援者につながる援助を行いました。私たちボランティアは一時的な介入であり、後方支援という立場である。地元の方々が自分たちで復興できたのだと思えるような支援方法の必要性を改めて感じました。また災害救助法や罹災・被災証明など、普段の業務では活用しない社会資源の対応を行うことが多くありました。復興まで長期的な支援が必要な中、石巻市の人たちの力強さをじ、今回の活動が一つの役に立つことができればと思います。

③藤田 寛 氏(横浜労災病院)
期間:5月14日~16日

13日(金)の夜、東京で待ち合わせた3名をピックアップ(自家用車)して4名で向かいました。高速(東北自動車道)は順調に走れましたが、石巻が近くなってからの三陸自動車道は片側1車線ということもありますが、被災地に向かう車が増え、かなりゆっくりになります。災害車両証明書に書いてあった「鳴瀬奥松島」でICをおりて一般道を通ったので、その後はスムーズに走れました。 遊楽館では、基本的には石巻市立病院のSWをサポートしていくことが活動の中心でした。毎月曜日の13:00~医療・福祉関連ミーティングがあるのですが、その時に配られたペーパーには、「後方支援の近況報告(MSW)」と書かれており、我々に求められている役割は、遊学館という福祉避難所から、入所者を次の生活環境へ退所支援していくことにあるのだということが初めてわかりました。入所している人の多くにケアマネがついているので、「今後はケアマネに積極的に来所してもらい避難所に介護サービス(デイや入浴サービス等)を導入することについて市の介護課から提案があり、SWが調整を進める」という報告をしましたが、その際も、サービスが入ることは望ましいが、返って退所にブレーキがかかることのないように、ケアマネさんたちに、避難所が退所前提であることをよく理解してほしいという注文がありました。多くの団体が入っていますが、少しずつ引き上げの話もあり、撤退時期に関してはわかった時点で必ず報告し、引継ぎを徹底してほしいとういうことも言われました。石巻市立病院チームは自分たちも被災者であると同時に、支援者として中心で活動しており、頭が下がります。 最終日に石巻市内を車で走ってから帰路につきました。発災から2か月が経過しましたが、津波が根こそぎ奪っていった地域は、少しずつ手が入っているものの、まだまだ先が見えない状態が続いています。ちょうど大潮の時間帯だったのか、海岸沿いの道がどんどん浸水してくるので、それ以上進めなくなり引き返してきました。そんなエリアで流されずに残っている家(おそらくライフラインは復旧していない)に住んでいる人もおり、この人の生活はどうやって支えられているのだろうか大変気になりました。 わずか3日間の活動でしたが、とても濃い時間を過ごしました。

「東京MSW」 7月発行号

新たな災害支援へのとりくみに向けて

 5月30日(月)第73回定期総会は、提案した議事を皆さまのご賛同により承認され理事、監事、役員体制の提案へのご賛同も受けました。新たな事業の展開も始まっており、 新法人に向けての準備状況の報告、現地震災支援活動の報告もはさみながら、参加者とともに今後の力となる総会を開催することが出来ました。      
 総会直前に会員の皆様にお届けした「東京MSW313号」でお知らせしたように、法人のための「定款改正を含む総会」「災害支援活動」が当面、すべての都協会会員が心に刻んで取り組んでいただきたい今年の大きなテーマです。
 5月に始まった「赤坂プリンスホテル」を避難所とする福島県の被災者支援は、すべての土・日に理事1名と会員の協力により、社会福祉士会のメンバーと協働の相談事業を行っています。この避難所は6月末で閉鎖となり、入所避難者は公営住宅等への転居や、地元仮設住宅や安全地域への帰郷などが予定されています。都営住宅へ入居される方や、就労先を見つけ、都内に在住される方もあり、今後も相談支援を希望されている方も少なくありません。また、他の避難所を経て、都内各地域で、生活を始めた被災者の今後の相談を受けていく必要について、都協会「災害対策委員会」(5月理事会にて設置)において協議した結果、フリーダイアルによる特設電話相談を開設することになりました。

あなたのボランティアを待っています!

電話相談の協力は、「医療福祉の110番」でみなさんの熱い心を経験済みです。今回は、みなさんに夏休みのボランティアとして、半日都協会事務所にて電話相談のご協力をお願いしたいと思います。理事とペアで、待機します。災害支援の施策や、資料も揃えています。
また、別紙チラシ、ポスターを各会員の機関や、関係される施設にて広報する協力もお願いします。業務の中で遭遇する「災害関連相談事例」や「整備が求められる施策、制度」などについても、協会に寄せて下さい。7月には、例年のように「平成24年度東京都・東京都議会へ向けての予算要望書」の作成・提出・各党派ヒヤリングも始まります。みなさんの、医療福祉を監視し、命を守る目と行動に期待しています。

「日本協会災害支援ニュース」より転載 2011.6.20版

<事務所支援活動協力員のつぶやき(ひとこと感想文集)>

6 月10 日(金)
遠藤(たいとう診療所)
本日初めて事務所ボランティアに参加いたしました。
現地に行くことはなかなか難しいのですが、今後も事務所の方で少しでもお手伝いできればと思います。 坂原(聖ヶ丘病院)
本日初めて事務所ボランティアに参加いたしました。 災害支援は長期にわたるものになると思われ、今後も 自分にできることを協力していきたいと思います。
茂田(文京学院大学大学院)
2週間ぶりのボランティアとなってしまいました。状 況はかなり変化しておりましたが、1 つ1 つやるべき ことをしていくだけ!が、光につながると思いました。 みなさんお忙しい中、本当にありがとうございます。

6 月11 日(土)
沼知(初台リハビリテーション病院)
今日は4 回目でしたが、まだまだ分からないことばか りで、みなさんと協力しながらマニュアルとにらめっ こしながらといった感じでした。本当にできることをやる!!という感じでした。お疲れ様でした。
村上(牧田総合病院)
今日は1 か月ぶり、3 回目でした。いろいろなマニュ アルやフォーマットが出来ていて、皆さんの努力の賜 物!!本当にご苦労様です。平日はなかなか難しいのですが、今後もできる限り協力させて頂きたいと思います。
天野(トヨタ記念病院)
マニュアルがしっかりできていて、活動しやすかったです。事務所ボランティアが少ないのが気掛かりでし た。

6 月13 日(月)
東(初台リハビリテーション病院)
1 人だったので、どこから手をつけていいのか…とい う状況でした。事務所ボランティアがいない日が今後 多くなるのは本当に心配です(今日もPM は不在のため、後ろ髪をひかれる思いです。
武山(都協会)
荒木町ウィズ新宿で仕事12-1、16 時~手伝えます。 15 日もdo(PM 宿題メールあちこちしてみます)事務所 ボラ、現地ボラ、都協会ニュースに載せます。コーポ古 川用品も募集しましょう。

6 月14 日(火)
白石(横浜第一病院)
午後から一人となり、心細い状況でした。2-3 人体制 になると安心ですね。日々変化する情報整理について 行けない状況でした。

6 月15 日(水)
清水(初台リハビリテーション病院)
AM 一人、PM 不在(武山さん16:00~?)という一日で、 問い合わせもいくつかあり、バタバタしました。
一人でこなすのは大変?!でした。お疲れ様です。
武山(都協会)
状況がわからず返答できないのが1 件、他未処理1 件です。下着・くつ下など持参しました。送れます?ボ ランティア募集に少しずつ反応も!

6 月16 日(木)
左右田(初台リハビリテーション病院)
現地のマニュアル更新チェックの依頼がありました。 どなたに判断を仰げばいいのか、20 日の会議で細かい ところを確認してもらえると有り難いです。AM のみで 対応が十分できず、申し訳ありません。
吉成(長沼クリニック)
12 時に来ました、午後2 名です。あっという間に17 時過ぎ…。継続は力といいますが、中々大変ですね。 もっともっとニューパワーが必要では?
高橋(さいたまホームクリニック)
問い合わせ等に対応し、あっという間に1 日が終わりました。今月は週1 回入らせて頂いていますが、日々状況が変わっているので、1 つ1 つ確認しながら…ですね。お疲れ様です。