震災支援タイトル

一般社団法人 東京都医療社会事業協会         No.20 2013.6.6

災害支援ニュース
つたえる
心をつたえる…様子をつたえる…事実をつたえる…手立てをつたえる…気持ちを伝える

[震災支援講演会のお知らせ]

 東京都医療社会事業協会では今年度、震災支援に関わっている様々な専門家の方々をお招きし、講演会を行うことを計画しています。現時点では、今年度3回の開催を予定しており、講師の方々と調整中です。
 第1回に関しては、下記の通りに決まりましたので、お知らせ致します。
 「悲しむ力 悲しみに正面から向き合う ~ソーシャルワーカーのできる支援~
   講師:中下 大樹氏 (超宗派寺院ネットワーク「寺ネット・サンガ」代表)
   日程:2013731日(水)19:00~21:00
   会場:家庭クラブ会館 2階ホール
 講師のプロフィール、会場へのアクセスなど詳細は別紙のチラシをご確認してください。
 会員以外の方々、ソーシャルワーカー以外の一般の方々も参加可能です。
 当日は一人でも多くの方々に参加して頂くことを望んでいます。職場の周囲にも広報して頂けたら幸いです。
 震災から2年以上が経った今、現状を認識し、思いを共有し、私達が行うべき支援について共に考えてゆきたいと思っております。多く方々のご参加をお待ちしております。
東京都医療社会事業協会 震災支援対策委員会

 私たちも 悲しみに向き合う  現実に向き合う 
 福島県の主婦や酪農家の自死について、東京電力への訴訟が起こされている。悔やみきれない事故への対応が追いつめた結果、大切な人を失った遺族は、その怒りを東京電力や国の対応に向けた。
 4月からは、医療費の自己負担も再開し、義捐金も何かと減っていく。被災地で生活再建に励む人も、避難して故郷を離れている方も、日が経つにつれ不安は増し、失うことの悲しみ、共に生き切れなかった悲しみ、先の見えない苦しみは今も続いている。これまでは「添うこと」「生活を取り戻すこと」を中心に行なってきた支援も、今後は人々の深い胸の内にしまいこまれている悲しみ、悔しさが、健康や生活に与える影響を見逃さず、拾い上げていくことになるだろう。私たちMSWの仕事の真価が、ますます発揮されねばならない時期になっていくのではないか?
 いつの世も、辛いと声を出せない人、権利を声高には主張できない人、自らの生きる価値を見つけ難い人、虐げられている人たちが、世の流れに置いて行かれる。二重三重に被害を受け、健康と命を失っていく。それを私たちは見落としてはならない。
 住まいと、生業を失い、家族や、近隣の助け合いを失い、仲間の信頼も失った人が、生活保護の枠からもはじき出され、故郷をも失っていく。そんな危惧を今強く感じている。
 ひとり一人の悲しみに、きちんと向き合う力を、多くの方の心のよりどころとなって歴史を築いてきた宗教者の支援の経験に学び、MSWの仲間のつながりで築く生活支援が出来る力量を今、自身につけていこう!  (2013.6.6  武山ゆかり