震災支援タイトル

一般社団法人 東京都医療社会事業協会         No.21 2013.8.15

災害支援ニュース
つたえる
心をつたえる…様子をつたえる…事実をつたえる…手立てをつたえる…気持ちを伝える

「平和宣言」に際して

 加藤 淳(牧田総合病院)

 「震災支援」とは直接には関係が無いのですが、原子力及び放射能の問題は、長く被曝の被害を受ける福島の、そして原発と災害による危険との関係では切り離すことのできない問題です。

 広島、長崎に原子力爆弾が投下されて68年が経ちました。8月6日に広島、9日には長崎において、各市長による平和宣言が発表されています。
 ご存じの方も多いでしょうが、今年の4月、ジュネーブで開催された核不拡散条約(NPT)再検討会議準備委員会に提出された核兵器の非人道性を訴える共同声明に、日本政府は署名を行いませんでした。80カ国が賛同の署名を行ったにも関わらずです。  
 長崎市長は平和宣言において、日本政府が世界の期待を裏切ったこと、被爆国の原点に反する行為であることを強く語っています。  
 そして、インドへの原子力協力による核保有国拡大化の恐れや、東京電力福島第一原子力発電所の事故が未だに収束せず、放射能の被害が拡大していることにも言及しています。
 
 日本は、被爆国であり、これまで様々な放射能関連の事故が生じ、東電の原発事故という取り返しのつかない人災を起こしているにも関わらず、原子力や放射能、核の問題について、政府の認識や対応が問題ありと私は感じています。それは今回の2011年の原発事故に始まったものではありません。
 
 平和宣言の後半では、国のリーダーだけにまかせるのではなく、市民一人一人に出来ることがあることを述べています。
 決して忘れないこと、語りつぐこと、互いに話し合って考えてゆくことなど…。災害による人の力で防ぐことの出来た被害もおなじです。
 平和宣言の詳細な内容に関しては、各市のホームページにて掲載されています。 是非、目を通して頂ければと思います。

(広島市/平和宣言)
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/0000000000000/1110537278566/index.html

(長崎市/平和宣言)
http://www.city.nagasaki.lg.jp/peace/japanese/appeal/

 最後に書籍の紹介をさせて頂きます。
『夕凪の街 桜の国』双葉社刊(2004年)
 こうの史代さんによる漫画で、原爆投下後の広島市を描いた作品です。2007年には映画化もされています。繊細で静かなタッチで描かれていますが、心の中に深く残る読後感があります。お読みになっていない方は是非手にとってみてください。

[震災支援講演会②のお知らせ]



「あなたならどうする? もし福島の病院に勤務していたら」


講師:岩﨑 賢一氏 (朝日新聞社記者、『プロメテウスの罠~病院、奮戦す』筆者)
日程:2013年9月7日(土)14:00~16:30 / 交流会17:30~
会場:あうるすぽっと 豊島区立舞台芸術交流センター 3階 B会議室
※参加費無料、事前申し込み優先、定員110名です。

 7月31日に引き続き、第2回の震災支援講演会を開催致します。
 申し込む方法、講師のプロフィール、会場へのアクセスなど詳細は当協会のホームページ内「イベント情報&報告」をご確認してください。
URL:http://www.tokyo-msw.com/events/013/0130730.html
 会員以外の方々、ソーシャルワーカー以外の一般の方々も参加可能です。
 なお、今回は講演会終了後に交流会も行います。※交流会は都協会及び各県MSW協会会員のみの参加とさせて頂きます。
 今回も一人でも多くの方々に参加して頂くことを望んでいます。
 職場の周囲の方々にも広報して頂けたら幸いです。

 

 「つたえる」では、会員の皆様からのご意見を募集しております。震災と、その支援に関しての意見や想い、伝えたいことなど、是非お寄せして頂ければ幸いです。字数など、特に細かい制限はございません。
 掲載希望の方は、都協会事務局にご連絡の程、よろしくお願い致します。

発行 社団法人 東京都医療社会事業協会 震災支援対策委員会
〒162-0051
東京都新宿区西早稲田2-2-8 全国心身障害児福祉財団ビル5F
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