震災支援タイトル

一般社団法人 東京都医療社会事業協会         No.26  2014.4.16

災害支援ニュース
つたえる
心をつたえる…様子をつたえる…事実をつたえる…手立てをつたえる…気持ちを伝える

 今年度最初の「つたえる」をお送りさせて頂きます。前回から間隔がだいぶ空いてしまい、大変申し訳ございません。
 当協会は今年度も震災支援活動を継続してゆきます。何卒よろしく申し上げます。
 今回、昨年12月の被災地訪問と、今年1月に開催した講演会について報告致します。

震災支援対策委員会
加藤 淳(牧田総合病院)


[1]「宮城県MSWの方々との交流会と被災地訪問」の報告

 2013年12月7日~8日にかけて、「宮城県MSWの方々との交流会と被災地訪問」を行いました。2011年、2012年に引き続き3回目となります。

スケジュール

12月7日(土)
15:00 東京駅集合 →新幹線にて仙台駅へ
19:00 宮城県MSWの方々との交流会
交流会終了後、光のページェント見学
仙台駅近辺のホテルに宿泊

12月8日(日)
9:00 仙台から小型バスにて出発~石巻市門脇小学校前通過~復興マルシェ ~大川小学校跡地にて献花~雄勝地区到着~雄勝伝八寿司にて昼食 ~雄勝オーリングハウスにてレクチャー~釜谷地区~
17:30頃 仙台駅着

  初日の夜、仙台市内で宮城県医療社会事業協会の庄司会長を含む宮城県のMSWの方々との交流会。終了後は仙台光のページェントの見学を行いました。

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  2日目、仙台から小型バスにて出発、東京都から9名、関東の他県から1名、宮城県から6名、日本医療社会福祉協会から石巻にて現地支援のメンバー2名、そして、今回の被災地訪問の案内をして頂くため、宮定 章さんが参加しました。宮定さんは、神戸市の特定営利法人「まち・コミュニケーション」の代表であり、研究者として阪神大震災後の街づくりに関与、現在は雄勝地区の高台移転と生活復興についての研究のため、石巻に在住されています。
  東松島市大曲地区、石巻市門脇小学校を経由し、大川小学校跡地へ。献花を行った後、偶然、小学生の子どもを亡くされたご家族のお話を伺う機会を得ました。後述の参加者の感想に挙げられているように、ご家族の複雑な胸中にただひたすら伺わせて頂くだけで精一杯でした。
  なお、大川小学校にて亡くなったご遺族により、「小さな命の意味を考える会」というサイトが立ち上げられています。多くの子ども達の命が奪われ、今なお真相が未解明な状況、その現状と御家族の思いが綴られています。是非目を通してください。

    「小さな命の意味を考える会」http://311chiisanainochi.org/

  写真3  写真4

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  昼過ぎに雄勝町の仮設商店街「おがつ店こ屋街」に到着。「雄勝伝八寿司」にて昼食後、オーリングハウス(地域コミュニティースペース・カフェ)にて宮定さんと阿部晃成さんによる雄勝地区の現状に関するレクチャーが行われました。阿部さんは雄勝町出身で、震災後は雄勝町の雄勝地区を考える会の代表を務めています。
  雄勝地区に住んでいた方の多くは災害危険区域の関係で、内陸部へと移転、人口が10分の1に減少しています。

○今後の雄勝町の再生へ向けた経済面・人口減少などの大きな課題
○医療不足の問題
○震災前は雄勝地区にて国民年金のみで生活することが可能であった高齢者が、内陸での現金中心とした生活に適応出来ず、経済的負担が生じていること

  など、震災から2年半以上が経過し、一人一人の日常的な支援をいかに大切にしてゆかなければならないか、参加者からの質疑応答を交えながらレクチャーが進められました。


   写真8   写真9

  レクチャー終了後、雄勝地区在住の高橋哲郎さんの元へ訪問。高橋さんは元医療関係者の方で、現在は釜谷地区にて自身の住宅再建に取り組まれております。ボランティアと協働しながら、山の樹木を伐採しながら住居造りを進められている高橋の力強い話しを伺った後、帰路へと向かいました。

  写真10  写真11


以下は参加者の感想です。  
[参加者の感想(抜粋)]

  • 家も何も無く、草むらになってる跡地が、まるで以前からそのままの風景であるかのように感じられたのがショックでした。また、大川小学校に訪れることが出来たこと、そこで娘さんを亡くされた親御さんから直接話を聞けたことが一番、心に響いた。

  • 1泊でこれほど充実した体験、研修をさせていただいたことにまず感謝します。東京都医療社会事業協会の皆様ありがとうございました。また、宮城県医療社会事業協会の皆様と交流を持ち、話をする貴重な機会を得られたことはとても良かったです。9~12ヶ月ぶりに石巻は、一部変わっているところもありましたが、むしろほとんど変わっていない姿に驚きを感じました。こんな状況で、震災を過去のものと思うにはあまりにも早すぎると思いました。雄勝の状況も…。静かで豊かな漁村を津波が破壊し、その傷を癒すどころか、今度は人の手で広げている、そう思わずにいられません。どうしたらいいのか、難しい問題、その通りでしょう。でも、私たち人は、知恵があるから、人として社会を築いてきたはず。これもまた、仕方ないと思うには、あまりにも早すぎます。そんなことを今回は考えさせられました。

  • 初年度よりいろいろと変化している様子がみられた反面、ほとんど変わらない状況の場所もあり、また仮設に住んでいる方の数の多さも知ることが出来て、復興の道のりが遠いことを感じました。個でなく、町(街)がよみがえるのは本当に大変なことです。

  • 大川小学校の現状を聞かせていただいた事に感謝です。お話し下さった方は本当に私達に語るのも辛かったと思います。また、雄勝の高橋さんのように前向きな方もご紹介下さって、安心というか、ほっとしました。雄勝の阿部さんがおっしゃっていましたが、一時金が出なくなった後(出なくなったら)どうなるのか、今後の対策が必要だと感じました。

  • 津波が到達した高さに足を踏み入れてみて、「この高さまで波が…」と驚きました。瓦礫や小学校など、当時の悲惨さを物語るものが残っており、不謹慎かもしれませんが、言葉を失いました。関東に来るであろう地震…、その時に自分に一体何ができるのか…正直想像ができません。病院では、前所属病院の院長先生が災害対策が重要と話していて、その意味がわかってきた気がします。今後、病院で働くようになったら、災害のことにも目を向けたいと思いました。決して他人事ではないと感じました。

  • 前回来た時より瓦礫の整理は進んでいたが、復興がまだ始まったばかりだなと思った。現地の方からの直接の話を聞くことが出来て、2年前とは違う感情が芽生えました。それは、これから私たちが行っているソーシャルワークがより、必要とされ、「つながり」や「顔が見える関係」がより重要になっていくということです。何よりうれしかったことは、第1回目のときの1回しか顔を合わせていないのに名前を覚えてくださっていたり、食事会の時、そこで皆さんの笑顔をみれたことでした。

  • 今回もまた大川小学校や雄勝地区を重点的にされた訪問でしたので、新たな思い、感想をいだきました。お話をうかがった方、お一人お一人の真摯な生き方=取り組み方に感銘を受けました。大川小学校で偶然出会い娘さんを亡くされた思い、考えを淡々とお話下さった方の胸中のいかばかりかを察しさせていただく機会にもなりました。

  • 小型のバスでは、設備が無いかも知れません。が、マイクを用いて説明していただけたら、お話をなお深く聴くことが出来たかも知れない、と思いました。プログラム内容は、細やかな配慮が行き届いた、そしてタイムリーな、充実感のある素晴らしいものでした。出会った方々の表情にも魅せられました。

  • なかなか現地まで行ける人ばかりではないので、都協会の会員と現地をつなぐ機会になっていると思います。

  • 私は3回も続けて参加させていただくことが出来ました。そこで与えられること、私たちの気持ちを伝えられることのありがたさ。この機会が多くの方に提供されるよう、お世話役の皆さまの大変さを思うと、少し躊躇するのですが続けていただけるとありがたいです。

  3回目の宮城県のMSWの方々との交流会と被災地訪問ですが、被災された地域に関して、一年前と比べ、復興に向けて大きく様変わりした地域もあれば、大川小学校跡地など震災発生からまだ時間が止まったままかのような場所も残っています。各被災地域において被災された建物が多く取り壊され、再生が始まっています。大川小学校も、建物を残すどうか、議論が交わされています。
 おそらく、今後も震災の爪痕となる建物は徐々に姿を消してゆくだろうと予想されます。
 しかし、被災された方々の心に残った爪痕は、未だに深く残っていること、そして震災から時間が経過した今だからこそ、一人一人の今後の生活を支援してゆく必要があることを実感させられました。
 参加された方々からは、「来年も必ず同じような機会を設けるべき」「なかなか現地まで行ける人ばかりではないので、都協会の会員と現地をつなぐ機会になっている」「継続してゆくことが大切と感じました」「この機会が多くの方に提供されるよう、続けて頂けるとありがたい」などの意見を頂いております。
 2014年度も、時期など考慮しながら、活動を検討してゆきます。
 最後に大変遅くなってしまいましたが、宮城県MSWの方々や現地の方々、レクチャーを行って頂いた講師の方々、参加して頂いた方々に深く感謝いたします。

[2]第3回震災支援講演会「安心して悲しむことのできる社会へ
~遺された家族への支援を通して~」の報告


 2014年1月16日(木)家庭クラブ会館にて、清水康之氏を講師にお招きし、第3回震災支援講演会を開催しました。当日は会員以外の方々や、学生も含め48名が参加されました。
 清水氏は、NHKを退職後、「NPO自殺対策支援センター ライフリンク」を設立、2006年の「自殺対策基本法」設立に大きく貢献されています。震災発生以降、5月1日より毎週日曜日に震災遺族向け電話相談「死別・離別の悲しみ相談ダイヤル」を行い、遺族が語り合う「わかちあいの会」にも関わられております。
 「自殺率は24.4%で世界8位であること」、「20~30代の死因1位は自殺であること」、しかしそれでも日本の自殺者数は2012年に15年ぶりに「3万人」を下回ったが、自殺率が3万人を初めて超えた1998年は、何が起きたかというと消費税率が5%に上がった年であること…、「一人が自殺で亡くなると、4~5人が遺族となること」などが日本の自殺の現実です。
 清水氏はNHKディレクター時代の自殺遺児取材のエピソードや自殺対策の理念から、ライフリンク設立のこと、自殺遺族、そして震災発生以降から現在に至る遺族への支援のことなど、克明に語って頂きました。
 自死遺族の中には、自責の念や恐怖心、無力感によって孤立せざる得ない人が多いこと、そして震災による遺族の方々も、社会的な復興ムードの中、「この先どうしていいか分からない」「亡くなった家族の忘れられないこと」などの辛さを周囲には言えない状況に陥っている人が多いことを強調されています。
 今回の講演のタイトルである「安心して悲しむことのできる社会へ」を社会全体で目指してゆかなければなりません。
 被災地において、特に福島県において自殺者数は増加の傾向を辿っています。そして消費税率は8%へと上がりました。生活保護法に関しても、受給に関する様々な引き締めが懸念されます。今回の講演でテーマを、自分たちは今後も重く受け止め、支援に活かしてゆかなければなりません。
 貴重な講演を行って頂いた清水 康之先生に深く感謝致します。また、参加して頂いた方々、ありがとうございました。

 なお、3月に発行された東京MSWニュース327号においても報告が掲載されております。
 併せて御参照ください。

 以下は参加者の感想です。
[都協会会員]

  • 清水さんが生と死に向き合い続けてきたこと、丁寧に気持ちに寄り添うこととされているのが、一言一言重みある言葉から強く感じとることができ大変刺激をうけました。

  • 清水さんが活動されているなかで、ショックを受ける現状があるということがよくわかりました。自殺対策・遺族支援として活動しているからこそ、清水さんの考える生き方の強さを感じました。一人一人かけがえのない人生を見つけ、その人が生きやすいよう、感情を受けとめ支援をしていきたいと思いました。貴重なお話ありがとうございました。

  • 法律を作ることの大切さをたまたま前日にも同じような話を聞いたばかりだったのでさらに深く身にしみた。自死の後、しんどい思いをしている人がいることを一人一人が知っていくということが大切だと思った。

  • 自殺されて方の家族だけでなく、震災で家族を亡くされた方などの話を伺い、自分では支援できないのではないかと思っていましたが、話を聞くことだけでも何か役に立てることができるのであれば、今後は、もう少し関わっていければと思いました。

  • 誰かを支援する際に、何も力になれなかったように感じることがある。今回の講演会に参加し、話を聞く・話せる場をつくることがどれだけ大切かを感じた。何ができるか考えているだけで、何もしないソーシャルワーカーにはならないように、活動する、外に出る事を大切にしていきたい。

  • 色んな実体を知れて良かったという部分もありますが、生きていく事や、ご縁の今を生きる大切さということについて勉強になりました。

  • 自死遺児たちへのインタビューの中で「遺族自身が追い込まれてしまう」という事があったが、自分の業務の中でもご家族から「誰にも(辛い気持ちを)話せなかった」「自分がもっと早く(患者がガンであることに)気づいてあげれば良かった」と自責の念を話されることがあり、本人だけでなく家族のケアがいかに重要か改めて感じた。当院では年2回、グリーフケアの一環として遺族の話し合いの会を開催しているが、その様な機会をより増やし、家族のケアに力を入れたいと感じた。

  • 家族を失ったことを考えないことで楽でいることができると思う人もいると思う。自分を保つためにそのような方法をとっている時にどのように関わったり、接することができるのかを考えた。支援側の気持ちや精神面を保てるようにできる方法についても考えていく必要があると感じた。

  • 「人は誰でも回復する力を持っている」「(思いを)聞き続けることが重要」「価値観の押しつけでなく寄りそうことが重要」 ソーシャルワーカーが備える職業倫理が震災支援、自殺対策にまさの生かせるのだと感じました。

  • 「支援」は、受けることを受け容れることから始まる。頑ななバリアをいかに柔らかくするか…。支援者支援の大切さなど活動を持続することの工夫を知りたいと思った。

  • 自殺はする人だけでなく、残された家族やまわりの人達にとっても非常に大きな問題であると痛感した。また、震災後の被災遺族の声を聞いたり、支援者が泣きながら支援している姿には感動した。私達の支援にも通じるものが大きいと感じた。

  • 清水さんの行動力にとても感銘した。生きにくい社会の中で、今の社会は弱者がどんどん生きにくさが増していると思う。自分自身もある日突然、遺族になるかもしれない。辛いことを辛いと言うことも、勇気がいることだと思うが、それを語る中で辛さが浄化される部分があると思うと、語りたい・聞いてもらいたい時、受け皿が存在していることの重要性を更に強く感じた。自殺対策の1つのプロジェクトが自殺対策基本法につながったこと、電話相談やわかちあいの会活動をうかがう中でソーシャルワークの原点を感じました。

  • 自殺が、自殺した方だけでなく、残された方々に大きな傷を残し、また、後悔を与えることを改めて感じました。本当に残された方々が語れる場が必要だと思います。

  • 考えさせられる機会になりました。何か活動が出来ればと思っています(がなかなか動けず)。きっかけになればと思います。

  • とても貴重な時間となりました。支援する側という意識になりがちですが、改めて人として対等に向き合う、互換性のある存在という考え方をもつことができました。

  • 私用で途中からの参加になってしまいましたが、NHKのディレクター経験もあられること、人生を真っ直ぐに生きてこられた清水さんらしく、とても興味をもって、聴講することができました。“相談できる環境があることで安心をあたえられる”支援者支援の重要性も、感じていましたので、ご質問があったように、支援者が安心して支援できる、(支え合える)ことは大切だと改めて思いました。

[会員外]

  • 「支援者への支援」や、清水さんそのものの生き方・生き様に心打たれました。自分に素直に生きていきたいです。

  • 自身のミッションを明確に持ち、課題や乗り越えるべきことにしっかり向き合い今がある…という清水さんがかっこ良いと思いました。私も、身近な人の笑顔や幸せはもちろん、社会全体で心の貧困が進んでいることに対して、アプローチをしていきたいと思いました。何ができるかはっきりと分かりませんが、小さなことでも逃さず、悔いが残らないよう生きていきたいと思います。ありがとうございました。

  • 復興期に取り残された人の痛み、3年目の災害関係自殺増加、災害の悲しみはまだ癒されていない事を改めて実感しました。

[学生]

  • その経験したからこそ、その人にしか生きられない人生があるという言葉がとても胸に刺さりました。私自身も忘れたいと思うような経験、なかったことにしたい経験がいくつかありますが、少し見方を変えるだけで、その経験すら活かしていくことができるのではないかと思いました。また、震災の電話相談の場面では、本当に悲しい遺族の現状を知り、とても胸が痛み、涙が出ました。今回の講演を聞いて、誰かを支えていける人になりたいと思いました。今後より一層、社会福祉の勉強を頑張っていきたいと思います。

  • 震災や自殺によっておきる死は、病気との死とは全く違うことを思いました。前兆がない死だからこそ、家族との受けとめ方が違ってきて、支援が必要とされていることが分かりました。学生という身分で今回参加させていただきましたが、今回の講義によって死はいつも身辺に感じることや、家族はやがて遺族になるといったことを考えました。これまでに死といったことを深く考えたことがなかったので、とても良い機会になりました。

  • 自死遺族と震災遺族に共通する「安心して悲しめない」ことに気づき、活動をされていることが素晴らしい活動だと思いました。普段生活しているだけでは気づくことの出来ない問題を知り、注目することができました。今後、今日の講演会の内容を忘れることなく、自分でも、問題について着目していきたいと思います。

  • 被災地の方で、悲しさや辛さを話すことができない人が多くいることを知り、電話相談の活動はその人たちの心の支えになっていると感じました。私は身近に知り合いがいることで支えになっている人がほとんどだと思っていたけれど、逆に苦痛に思う人もいることを知ることができて良かったです。貴重なお話ありがとうございました。

  • 痛みや悲しみを表せない、人に伝えられない人が多くいるということを知って、自分自身苦しい気持ちになりました。私は将来医療ソーシャルワーカーを目指していますが、人の痛みや苦しみを少しでも受けとめられるような働きをしたいと強く思いました。お話ありがとうございました。また機会があればお話聞きたいです。

  • 日本で年間3万人もの人が自殺で亡くなっていることを聞いて、とても驚きました。このようなことが自分の知らない所で起きているという現実を知らなければならないと思いました。社会福祉士は支援する側に立つことが多いと思います。辛い思いをしている人に寄り添うためには、このような辛い現実も受け止めなければと感じました。清水さんも講演会の中で言葉をつまらせている場面があり、非常に辛い思いをされてきたのだと感じました。大切なことはメモしようと思いながらお話を聞かせてもらっていましたが、ペンが止まるくらい清水さんの話に引きつけられました。今回は貴重なお話、ありがとうございました。

  • 自殺大国日本とも言われていて、年間3万人の人が自殺で亡くなるということは知っていました。ですが、3万人という数がどれだけの多いのかはよく理解しておらず、初めて動画にマラソンに参加されてる方たちの姿をみて、実感がわきました。こんなにも多くの人が人知れず悩みをかかえて、命を自ら絶ってしまっているのかと思うと、胸が苦しくなりました。また、そのように自殺でなくなる方だけでなく、周囲のご家族なども傷みをかかえて生きていることを考えると、自分に何が出来るのだろうかと感じました。これからさらに学びを深めて、考えていきたいと思いました。ありがとうございました。

  • 清水さんのお話を聞いて、本当に行動力のある方だなと感じました。遺児の大学生の方と関係づくりをしたからこそ話してもらえた貴重なお話しや、実際の電話相談の支援の映像を見せていただくことができて、自分の中の考え方や今まで思っていたことに対して疑問がわいたり納得したり、たくさんの感情がわいてきました。

  • 今回のテーマ、「安心して悲しむことのできる社会」についてのお話を聞かせていただき、遺族・遺児への支援を理解することができました。また、遺族等への支援のみならず、これからの自分の「生き方」についても学び考えることができる良い機会になりました。ありがとうございました。

  • 自分の身内に自殺などの不幸が起こった時に、その悲しみや辛さにについて、誰かに相談することは難しいことだと思っていました。自分の個人的な思いを他人に言っていいものなのか、仮に相談したとしても、どう思われるのだろうかと考えてしまうと、結局は、人に相談することができなくて抱えこんでしまうと思いました。けれども、今回のお話しから自分の思いを話しても良いのだと思える環境をつくってあげることで、その悲しみや辛さをやわらげることが出来るのだと思いました。

  • 震災で家族を失った人、自殺で家族を失った人、その人たちの心の拠り所はどこだろう?と考えることができました。支援者を支える支援と言う言葉が、心に響きました。

  • 安心して社会の中で生きるということは、よろこびや幸せを感じる暮らしをするということだけではなく、悲しみことができるということも、生きていく中で必要なことであるということを知ることが出来ました。

  • 残された家族の方々の悲痛な声を、今回の講演で聞けたことで、問題の周りにはたくさんのことが連鎖していることや、悲しんでいる人たちの存在でさえ消されている社会の現実について気づくことができました。こうした取り組みがこれから先も続いていてほしいと思いました。

  • 清水先生の行動力に驚きました。人って強い気持ちで行動すれば、社会を少しずつでも変えていくことが出来るのだということを感じました。社会で起きる悲しいこと、辛いことには目をそむけて、見ないようにしてきていたけど、実はこんなにも苦しんでいる人がいるということに気付くことが出来ました。皆が暮らしやすい社会を作っていけるように、色々なことに関心を持つようにしていきたいと思います。

  • NHKをやめて、新自殺総合対策大綱をつくったということは、とてもすごいことだと思いました。大学の講義で新自殺総合対策大綱を学んでいて、まさか、作っていた人に会えるとは思いませんでした。清水さんがおっしゃっていた、「痛みを優しさに変換すること」を私もMSWになれたら、できるように頑張りたいと思います。本日は貴重なお話をありがとうございました。

  • 震災後、遺された遺族、子どもを支援していく中で、ソーシャルワーカーができることは何なのか、考えました。子どもたちの心の声を聞くたびに、自分自身の心も痛みました。社会全体で抱える問題であることを痛感し、今日のお話の中でも、では自分ができることは何かと改めて考えることができました。


 当協会の2014年度の活動に関して、今後も随時報告させて頂きます。一人でも多くの力を貸して頂ければ幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。


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