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fld_nor.gif 書籍紹介『がんのある日々』2025年4月発行(株式会社シーズ・プランニング)
掲載日 : 2026/03/11(Wed) 19:42
告知者 田中 里恵子(当協会 会員)
2018年に「左下顎骨中心性がん」という頭頸部の希少がんに罹患しました。
地域のケアミックスの病院でMSWをしている時でした。いつもながら職場は問題山積、新人も退職者もいる、新しく病棟を立ち上げるプロジェクトも進んでいる、高齢の両親は入院している。そんな中での罹患でした。「なぜ私が今このタイミングでがんになるんだろう」しかもステージⅣ。混乱の中で自分を支えたものの一つは言葉でした。
学生時代から日記代わりに作っていた「短歌のようなもの」があります。闘病中にその時々の気持ちや不安やつらさを言葉にすることで乗り越えられた面があります。それらの短歌を本にまとめて自費出版しました。

「生きるため あきらめていくことあることを 受け入れ六月の風は清(さや)けし」

「人生は冒険であると繰り返し 病と言う名の 冒険にいく」

MSWとして急性期病棟でがん患者の支援をし、回復期のMSWとしても生活していく上での障害が残った方々の復職支援も行ってきました。それでも我が事となるととまどい、何もできず無力でした。精神的にも身体的にも大混乱を抱えて復職し、毎日本当に仕事ができませんでした。そして一番大変な時には助けを求められなかったのです。
相談するのにも力がいることを実感しました。

闘病する中で周りの友人達、私のたどたどしい話に耳を傾けて聴いてくれる人々、がんという病を通じて知り合ったがんの地平の中にいるがんと共に戦う患者仲間、医療者、支援する人々との貴重な出会いがありました。それらは今はかけがえないものとなりました。信頼する主治医は「MSWとして患者としても仕事をしてください」という言葉を言ってくれました。それは復職した時の指針となりました。

そんな日々を綴ったものなので、ご興味があればぜひ読んでみて頂けたらと思います。
自費出版ですが、アマゾンや楽天などの通販サイトで購入ができます。
よろしくお願いいたします。
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